高速道路における事故の場合、その過失割合は合流線、本線等で変わってきます。つまり、高速道路上においては、ある程度の信頼性の原則が成り立ちますので、基本的にどちらが原因で事故になったか、さえ明らかであれば比較的過失割合は出しやすくなっています。基本的に歩行者や自転車などの存在はあり得ないものと考えられますし、右折車や左折車というものもあり得ないわけですから、一般道、特に信号が青だった、赤だった、という水掛け論になりがちな場合のように複雑にならない場合が多いといえるのではないでしょうか。ただ、高速道路上の場合でも、例えば、交通弱者といえる二輪車と四輪車の事故の場合は、明らかに二輪車側が加害者である場合と、被害者である場合ではどうしても二輪車の過失割合が低くなる場合が多いともいえます。したがって、ここでは四輪自動車の場合のみを考えてみますと、例えば純然たる追突事故の場合は基本的には追突した側の過失が大きくなりますが、追突された側が明らかに道をふさいだり、走行妨害をおかしたりした場合や、視認不良、例えば霧が濃かった、とか、雨が激しかった場合においては、制限速度を守り、車間距離も充分であったならば、若干ではありますが、追突した側の過失責任は緩和されることもあります。いずれにせよ、高速道路での事故の場合は、後続車両なども巻き込んで、多重衝突や重大事故に繋がることが多いのですから、速度と車間距離を守ることが大切であり、万一の事故の際にもそうした運転を心がけていることで、過失割合も多少緩和されることを忘れないようにしておくことが重要でしょう。

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